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啐啄同時 6日目
啐啄同時(そったくどうじ)という言葉は、禅の教えである「碧巌録(へきがんろく)」という書物にある有名な言葉です。「啐(そつ)」とは雛が卵の中で殻から出ようとして泣いている泣き声ことで、「啄(たく)」とは親鳥が殻を突いて雛を出そうとする鳴き声のことです。親鳥と雛鳥が同時に殻を突いて、殻からでる瞬間の時を「啐啄同時」と言います。人間で言うと、上司と部下の関係ではどちらかだけが一生懸命に物事をやっても上手くいかないと言うことになると思います。お互いが同じ思いで同時に行ってこと良い仕事ができるのではないかとこの言葉を聞いて思う次第であります。