身心脱落(しんじんだつらく)　19日目

身心脱落(しんじんだつらく)　19日目

　身心脱落とは、体も精神も何の執着もなく、清々しく澄み切った状態をあらわします。
道元禅師が中国に渡り、坐禅の修行を通し悟った境地を「身心脱落」と表現しています。
以前に書いた「洗心」という禅語により、心を清らかな状態にすることによって心が澄み切った状態を作ることを行い、日々の体の手入れによりこの「心身脱落」という状態が最高の状態であると言われています。私自身は朝の5分のストレッチで毎日の朝の体の良い状態を保ち、夜5分の座禅により心を良い状態に保つことで「身心脱落」状態の維持に努めています。道元禅師は座禅こそ精神と肉体を清らかな状態に保てる方法であると言っています。
みなさんも1日5分の坐禅の習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか？？