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自浄其意(じじょうごい) 21日目
諸悪莫作(しょあくまくさ)(悪をなすことなかれ)、衆善奉行(しゅうぜんぶぎょう)(衆の善を奉行する)
自浄其意(じじょうごい)(自らの其の意を清くする)、是諸仏教(これ仏の教えなり)。仏教の教えとは何かを問われたときに、言われた言葉と言われています。
「悪いことをせずに、良いことをすることである」という意味です。
前回の「眼横鼻直(がんのうびちょく)」同様、当たり前のことを当たり前にという教えになります。
中国の唐の時代に白楽天が同林(どうりん)和尚を訪ねた時に同林和尚が言った言葉として伝えられています。
白楽天(はくらくてん)は、「そんなんことは3歳の子供でも知っていることです」と反論したが、和尚は「3歳の子供でも知っているが、80歳の老人でも行うことは難しい」と言われたそうです。
「眼横鼻直(がんのうびちょく)」と自浄其意(じじょうごい)、ともに時には思い出し自分自身の行動としたいものですね。