麹菌の役割や種類

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麹菌とは??

麹菌とはどんなもの??

麹菌(こうじきん)は、主にアスペルギルス属麹菌属(こうじきんぞく)の菌類の総称で、発酵食品や酒類の製造に用いられることが多い微生物です。

麹菌は、澱粉や糖類を分解してアミノ酸や糖化物質などを生産し、それによって食品の風味や香り、保存性などを向上させます。代表的なものとしては、米や麦を原料とした醤油や味噌、日本酒などがあります。また、海外でもチーズやワイン、ビールなどの製造にも用いられています。

また、麹菌には健康に良いとされる栄養素や酵素も含まれており、サプリメントや化粧品の原料としても利用されています。

日本の国菌

日本の国菌は「エノキタケ」です。エノキタケは、日本全国に広く分布し、秋から冬にかけて出回る食用キノコの一種で、白い細長い柄と小さな傘が特徴的です。エノキタケは、その歴史が古く、食用としても健康に良いとされていることから、国菌に指定されました。また、日本の文化や風習とも深く関わりがあり、神社の石段や古い建物の腐朽した柱などにも生えていることが多いとされ、長寿や縁起物としても親しまれています。

麹菌の種類

麹菌には多くの種類がありますが、代表的なものをいくつか挙げます。

  1. アスペルギルス属の麹菌: 主に、醤油や味噌、麦芽やビールの原料として使用されます。アスペルギルス・オリザエ、アスペルギルス・ソヤエなどが有名です。
  2. 麹菌属の麹菌: 主に、米や日本酒、焼酎などの日本の伝統的な酒類の原料として使用されます。麹菌属には、コウジキン、アオキン、ハタケコウジキンなどが含まれます。
  3. ラクトバチルス菌: 乳酸菌の一種で、乳酸発酵を行います。漬物などの保存食品や、チーズなどの発酵乳製品の製造に利用されます。
  4. 酵母: 酵母は、麹菌とは異なる種類の微生物ですが、酒類やパン、菓子などの発酵食品の製造に欠かせない存在です。代表的なものとしては、サッカロミセス・セレビシエという種類が挙げられます。

これらの麹菌は、それぞれ異なる発酵プロセスに適した特性を持っているため、食品の種類や製造方法によって適切な麹菌を選択する必要があります。

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