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日々是好日 10日目
中国の瑞巌寺に載っているお話で、唐の時代の雲門禅師(うんもんぜんじ)という高僧が弟子に「これからの15日間の過ごし方を一言で言ってみなさい」と言われ、弟子が答えられずにいたら、「日々是好日(にちにちこれこうじつ)」と答えたと書かれています。
日によっては、雨の日もあれば晴れの日もあります。ついている日もついていない日もあります。「雨は傘をささないといけないし嫌だな」と思う人が多いかもしれませんが、雨が降らないと草木は枯れてしまいます。そんな時に「あ!雨が降って草木も喜んでいる日だな」と考えることもまた大事なのではないのでしょうか?
ついている日もついていない日もありますが、それも同じ1日でありかけがえのない1日なのです。楽しい日だけでなく、辛い日も受け止めながら一日一日を大事に生きることを学びましょう。ついてない日を悪い日と考えているのは自分自身です。
どんな辛い日も悪い日としないで良いこととして前向きにとらえ受け止めていくことができれば全て「好日」となるのです。