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無功徳(むくどく) 12日目
中国の昔に武帝という皇帝がいて、その武帝が達磨大師(だるまたいし)に聞きました。「私は多くの寺を建て、たくさんの人の供養をして来ました。しかるにどんな功徳がありますか?」と。達磨大師の答えは「功徳なんて何もありません」と。仏教ではもちろん善行は善因(良い行いは、良い結果を招く)の教えですが、自らその結果を求めるような行動はダメだという教えです。見返りを求めるような行動は本当の良い行動ではないという教えなんでしょうね。
中国の昔に武帝という皇帝がいて、その武帝が達磨大師(だるまたいし)に聞きました。「私は多くの寺を建て、たくさんの人の供養をして来ました。しかるにどんな功徳がありますか?」と。達磨大師の答えは「功徳なんて何もありません」と。仏教ではもちろん善行は善因(良い行いは、良い結果を招く)の教えですが、自らその結果を求めるような行動はダメだという教えです。見返りを求めるような行動は本当の良い行動ではないという教えなんでしょうね。