アレルギーと腸の関係
現代人は成人になってもアレルギーに悩んでいる人が30%程度いると言われています。食物アレルギー、花粉症、ぜんそくなど多くのアレルギーが広がっています。
昔は遺伝子的なものと考えられていましたが、今は成人になってもアレルギーが発症することがあります。もはやアレルギーは現代病と言えるのではないかと思われます。
アレルギーは現代病??
現代はとても便利で清潔な環境で生活しています。
これはこれでとても良いことだと思うのですが、その反面、食べ物はファストフードやコンビニ食などが多く増えています。これらのものを大量に摂取していると体の免疫力が低下し、アレルギー発症のリスクは増えていくものと考えられます。
また、清潔な環境はそれはそれで快適なのですが、あまりにも清潔すぎると「常在菌」すらなくなり、本来人間と共存すべき菌までも除外され逆に病気になりやすくなっています。(私は、頭皮や体はしっかり洗うのを週1回としています。)
子供をあまりにも清潔にすることは必要なバイ菌まで除いてしまって、逆に免疫力の弱い子供になりアレルギー発症のリスクは高まってしまうとも言われています。
綺麗な腸はアレルギーの発症を防ぐ??
もともと人間には自然に体を保護する「自然免疫力」が備わっています。現代人はその食生活から備わっている免疫力が減少しています。これには腸がかなり関わっていて、免疫力の7割は腸がつかさどっています。腸には多くの腸内細菌が住んでいるのですが、その数も現代人は少なくなっています。
それは、食べ物が原因であり、特に食物繊維の接収量が減っていることがその要因であります。
便の量も昔の日本人に比べて現代人は減少しています。便秘の方も増えていて腸内環境は悪い状態が続いていることが要因として挙げられます。子供が食べ物アレルギーになる要因は、食べたものを腸内の細菌でうまく処理できないことが挙げられています。
綺麗な(善玉菌が揃っている)腸はアレルギーの発症を防ぐためにも必要なことなのです。
免疫力と腸の関係
現代はストレス社会です。ストレスを感じたときに胃が痛くなった経験はありませんか?また、精神疾患などもアレルギーとともに増えていっています。腸を大事にすることが精神にも体にも良いことであり、そこにある腸内細菌が人間を病気から防ぐ最初の防衛線であります。外部から侵入したものがたどり着くのも腸であり、口から肛門までは人間の中でも唯一外部にさらされている場所なのです。外部からの不必要なものの侵入を防いでくれる腸を鍛えることで病気などから体を守ってもらえることを理解することが必要です。