道をひらく 国の道

道をひらく 松下幸之助著

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国の道

人はさまざま。だからさまざまの人生があり、さまざまの人の歩む道がある。そのいずれの道であろうとも、たとえそれがひっそりとした道であろうとも、それぞれの道をそれぞれにきりひらいてゆくことは、決して容易ではない。人おのおの精いっぱいの心根がそれぞれにこもらねばならない。ボンヤリしていては道をひらけぬ。他人まかせでは道をひらけぬ。
しかし、もっと容易でないのは、いわゆる国として、国家として道をきりひらいてゆくことではなかろうか。
いかにわが道をひらく精進を重ねていても、国としての道がひらけていなければ、所詮それは砂上の楼閣。誰かが何とかしてくれるだろうでは、誰も何ともしてくれない。
人の歩む道も国の歩む道も結局同じことではなかろうか。ボンヤリしていては道はひらけぬ。つまりは、われ他人(ひと)とともに懸命に考えて、わが道をひらく如くに、国の道をひらかねばなるまい
そうしなければならないのが民主主義で、またそれができるのも民主主義なのである。おたがいに三省してみたい。

今日は「国の道」です。

(あえて、「国の道」を「会社の道」考えていただければ幸いです。)
人生には沢山の道があります。どの道を選ぶか全はて自分自身の選択にかかっています。
ただし、時には選ぶ道のではなく、切り拓く道を自分の手で作ることも大事なことです。
JKのコーポレートロゴ(会社玄関にあるマーク)の意味を知ってますか?四角の枠からひし形の小さな四角がはみ出てるでしょ!あれは枠に収まらずに切り拓きなさいという思いで作られています。
目標を持ち、その目標に突き進む時、流れに任せて歩んでいるだけでは到着しない時があります。そんな時に他人任せにするのではなく、自らの力で道を切り拓く力が必要になります。長い人生は道を見失うことが多々あります。そんな時は先人の賢明な人達の本を読み、話を聞き、自らの力で方向を定め命がけで道を切り拓いてください。自分の選んだ目標(夢)を正しいものにするためには流されているだけでは決して捕まえること、または正しい方向とすることは叶いません。選んだ道を正しい道とするためにも、未開拓の道を切り拓く勇気と力が必要です
必ず自らの手で道は作れるということを信じて、ひたむきに全力で真剣に自分の人生を切り拓いてください。本日で松下幸之助の「道をひらく」の講座を終わりとします。長い期間読んで、しっかりと返信いただきありがとうございました。「知行合一」です。知ったことと行動を合わせ、皆さんが素晴らしい人生を切り拓かれる事を切に願っています。頑張ってください!!!

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