道をひらく– category –
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道をひらく 懸命な思い
道をひらく 松下幸之助著 懸命な思い 人生は淡々たる大道を行くが如しという人もあれば、嶺あり谷あり起伏の連続、という人もある。いずれが真実か見る人によってそれはさまざまであろう。しかしおたがいに、まずは坦々たる大道とはいいかねるこの日々で... -
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道をひらく 心定めて
道をひらく 松下幸之助著 心定めて 嵐が吹いて川があふれて町が流れてだからその町はもうダメかといえば、必ずしもそうではない。十年もたてば、流れもせず、傷つきもしなかった町よりもかえってよけいにきれいによけいに繁栄していることがしばしばある... -
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道をひらく 絶対の確信
道をひらく 松下幸之助著 絶対の確信 この世の中、この人生人はすべからく絶対の確信を持って力強く歩むべしといわれる。それはまことにそうだけれども、よく考えてみればこの世の中に、絶対の確信などあり得るはずがない。持ち得るはずがない。刻々にか... -
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道をひらく 紙一重
道をひらく 松下幸之助著 紙一重 天才と狂人とは、紙一重というが、その紙一重のちがいから、何という大きなへだたりが生まれてくることであろう。たかが紙一重と絡んじてはいけない。そのわずかのちがいから、天才と狂人ほどの大きなへだたりが生まれて... -
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道をひらく 失敗か成功か
失敗か成功か 百の事を行なって、一つだけが成ったとしたら、これははたして失敗か成功か。 多くの場合、事の成らない九十九に力を落とし、全てを失敗として、悲観し意欲を失い、再びその事を試みなくなる。こうなれば、まさに失敗である。 しかし、よく考... -
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道をひらく 転んでも
道をひらく 松下幸之助著 転んでも 「七転び八起き」ということわざがある。何度失敗しても、これに屈せずふるい立つ姿をいったものである。人生は長い。世の中はひろい。だから失敗もする。悲観もする。そんなとき、このことわざはありがたい。だが、七... -
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道をひらく 忍耐の徳
道をひらく 松下幸之助著 忍耐の徳 何事においても辛抱強さというものが大事だが、近頃はどうもこの忍耐の美徳というものがおろそかにされがちで、ちょっとした困難にも参って悲鳴をあげがちである。そして、事(こと)志(こころざし)とちがった時には、そ... -
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道をひらく 仕事というものは
道をひらく 松下幸之助著 仕事というものは 仕事というものは勝負である。一刻一瞬が勝負である。だがおたがいに、勝負する気迫(きはく)をもって、日々の仕事をすすめているかどうか。まず普通の仕事ならば、ちょっとした怠(おこた)りや失敗があったと... -
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道をひらく 世間というものは
道をひらく 松下幸之助著 世間というものは 世間というものは、きびしくもあるし、また暖かくもある。そのことを、昔の人は「目明き千人めくら千人」ということばであらわした。いい得て妙である。世間にはめくらの面もたくさんある。だから、いいかげん... -
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道をひらく 困っても困らない
道をひらく 松下幸之助著 困っても困らない ひろい世間である。長い人生である。その世間、その人生には、困難なこと、難儀なこと、苦しいこと、つらいこといろいろとある。程度の差こそあれだれにでもある。自分だけではない。そんなときに、どう考える...